胸郭出口症候群

胸郭出口症候群と診断された方へ
今回は胸郭出口症候群について一緒にお勉強していきましょう
この病気は病院でレントゲンを撮っても画像ではっきりと写るわけではないので症状や日常生活の状況を聞きながら診断されることが多いです。
理由は直接骨や関節部に異常があるわけではなく、筋肉や血管、神経だけに影響を受けているため、レントゲン撮影しても画像ではっきりわからないんです
では早速原因から見ていきましょう
原因
鎖骨(さこつ)周辺で腕神経叢(わんしんけいそう)という腕や指に行く神経の束が、腕や指に行く血管とともに圧迫されて起こる病気です。
心臓から続く血管が、胸郭(ろっ骨や鎖骨)を出た所で神経とともに圧迫されるので、このような名前がついています。首や肩・腕を特定の位置にもっていくと、腕や指にしびれやだるさ、痛みなどが現れます。

どんな人がなりやすい?
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首が長く、20代のなで肩の女性
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仕事で重い荷物を肩で担いでいる男性
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いつもリュックを背負っている
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長時間、車を運転している
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美容師

生まれつきの体型や首肩に負担のかかっている生活習慣がある方が多いですね。
どんな時にどんな症状が出るの?
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電車で吊革につかまっている時
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車の運転中
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洗濯物を干している時
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長時間の手作業やPC業務時
共通していることは、肩や腕が上がっている状態が続いていることが多いです。
症状としては神経の通り道が狭くなり、血管や神経を圧迫するために、肩こり、腕や手のしびれ、手の血行不良(冷え、だるさ)などの症状がでます。また、ひどくなると、耳鳴りやふらつき感、後頭部から耳、口のあたりのしびれ感にまで及ぶことがあります。
症状があった場合どうすればいいの?
まずは同様の症状があったとしても全てが胸郭出口症候群であるとは限りません。似たような症状で別の病名の可能性もあります。
本当にその症状が胸郭出口症候群なのかということを判断しないといけませんのでぜひ一度医療機関の受診をおすすめします。
絶対にしてはいけない事
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自己判断で放置しておく
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原因は首周辺だから自己流でマッサージをする
どんな病気でもそうですがこの病気も例外ではありません。放っておいても残念ながら良くはなりません
また自分で首周辺をマッサージするのも危険です。首の周囲には薄く小さな筋肉がたくさんあるため揉み返しなどが起こりやすく後日余計に痛みが強くなったりする恐れがあります。
当院では同様の症状でご心配な方のためにLINEによる無料相談もしています。
もし自分の症状が気になる方はお気軽にご相談下さいね
