ぎっくり腰
ぎっくり腰の痛みとは
これはめちゃめちゃ痛い・・・なった人しかわからない激痛です。昔私もなったことがあり大変な目にあいました。腰痛は腰痛ですがその痛みは半端ではなく西洋では「魔女の一撃」とも言われています。

人によれば救急車を呼ぶ人もいるくらいで実際救急車で駆け付けた隊員もストレッチャーに乗せる瞬間は痛みのために叫ぶ人もいると言っています。

この「ぎっくり腰」はどのように発生しどのような処置が必要なのか解説していきます。
原因
ところで皆さんこのぎっくり腰が発生する原因って重い物を持ち上げた時や激しい運動をした時に起こるものだと思っていませんか?
もちろんそういう時にも発生しやすいのですが、実際当院に来院されるぎっくり腰になった患者さんの原因を聞いていると、座っていて立ち上がる瞬間、ちょっと後ろの物を取ろうとして腰をひねった瞬間、洗面所で顔を洗っていて腰を伸ばした瞬間など普段何気なくしている動作で発生することがほとんどです。
重い物を持ち上げる時などはあらかじめ腰に負担がかかることがわかっているので緊張感があるためぎっくり腰になりにくいのですが普段の動作ではまさか腰に痛みが出ると思っていないのですが腰にはいつも負担がかかっているためそのような緊張感がないときに発生することの方が多いと思われます。
応急処置
実際にぎっくり腰になった時のとりあえずの応急処置として何をすべきかみていきましょう。
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安静
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圧迫固定
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湿布などで炎症を抑える
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発生日は湯船につかって温めすぎない
安静
まずは安静です。痛みが強いため安静にしていないと仕事はもちろん日常生活も大変だと思いますのでゆっくり休養して下さい。一番いい安静の仕方は横向きで寝ていることです。股関節と膝関節を軽く曲げて休養して下さい。

圧迫固定
圧迫固定ですがこれはコルセットの着用です。コルセットを付けることで腰が動くことを防ぎ安定させることでかなり痛みを軽減できます。
炎症を抑える
湿布は消炎鎮痛剤が入っているため炎症を抑え痛みを軽減させる事ができます。湿布を貼ってコルセットを巻いておくのがいいですね。
温めすぎない
これが非常に重要です。かなりの確率で皆さん誤った認識をしています。
ぎっくり腰になった日は湯船につかって温めないで下さい!
これは炎症を助長させる行為です。ぎっくり腰になると患部に熱をもってきます。皮膚表面からはわかりませんが血管の損傷も起こっていますし出血もあります。初日に温めるとさらに血管が広がり出血量が多くなり次の朝さらに痛みが強くなって悪化している方も多くみられます。来院される患者さんに聞いてみるとほとんどの方は口をそろえてこう言います。
「筋肉が固くなっていると思ったので温めて血行よくした方がいいかなと思いました。」
残念ながらこの行為は火に油を注ぐことになりますのでご注意くださいね。

当院ではぎっくり腰の方のための適切な予防法、腰痛体操なども指導させていただきます。
ぎっくり腰に関するお悩みは山本整体院にご相談下さい!